2020-04-07 第201回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
○赤嶺委員 衛星破壊兵器の開発競争は、米ソ対決の時代から行われてきているものであります。 ソ連は、一九六八年から一九八二年にかけて実験を繰り返していたと言われています。アメリカも、一九八五年に、戦闘機から発射したミサイルで自国の衛星を破壊する実験を行いました。二〇〇八年にも、退役衛星を撃ち落とす実験をしています。 防衛省は、これらについて把握していないんですか。
○赤嶺委員 衛星破壊兵器の開発競争は、米ソ対決の時代から行われてきているものであります。 ソ連は、一九六八年から一九八二年にかけて実験を繰り返していたと言われています。アメリカも、一九八五年に、戦闘機から発射したミサイルで自国の衛星を破壊する実験を行いました。二〇〇八年にも、退役衛星を撃ち落とす実験をしています。 防衛省は、これらについて把握していないんですか。
そうした中で人工衛星を危険にさらす衛星破壊兵器の開発や実験を行うことは、決して許されるものではありません。私たちは、いかなる宇宙の軍事利用にも反対の立場を表明してまいりました。
○赤嶺委員 私、大臣に伺いましたのは、衛星破壊兵器の開発や実験は認めない、全面的な禁止を求める立場に立つべきではないか、こういうことを問うたわけですが、いかがですか。
現在、我が国は世界において全く軍事を志向しない宇宙開発に取り組んでいる唯一の国であり、SDI、戦略防衛構想を初め、敵国の衛星を破壊するASAT、衛星破壊兵器や、ICBM、大陸間弾道弾を迎撃するBMD、弾道ミサイル防衛システムなど、軍事利用が強力に進められようとしている今こそ、平和目的に限るとした宇宙開発の原点を厳格に守り、今後とも宇宙の平和利用分野において積極的な活動を果たし、世界に貢献すべきであります
そこで衛星破壊兵器、ASATが開発されることになる、いわゆるハンターキラーと言われる衛星がこれに当たるわけでありますけれども、米国防総省の報告書、「ソ連の軍事力一九八三年」、古いのでありますが、これによりますと、これに類する衛星は既に三十三個になるというふうに言われておるわけであります。
ASATにつきましては、アメリカは、いろいろソ連が研究を行っておりますし、また現実的には衛星破壊兵器というものを保有する段階に至っておりますので、それに対応するという意味でいろいろ研究をし、かつまたF15につきましてはF15に小さいミサイルを積んで低軌道の衛星を破壊するというような方法につきまして、昨年二度ほど実験を行ったというふうに聞いておりますが、いずれにしましてもこれはアメリカ自身の問題でありまして
それからまた衛星破壊兵器、これの開発も認められておるわけでございます。さらに、レーザー光線などの宇宙兵器がスピードと守備範囲が広いということから非常に有効だろう、こういう見方をしておりまして、アメリカの国防報告は宇宙への軍拡を目指しておるということ、これを言わざるを得ないと思うのです。